注記の重複
ルビや強調の注記などが重複してかかる場合
共通する文字に、ルビや強調の注記などが重複してかかる場合には、次の原則に従って注記してください。
1 対象範囲が狭いところを先に、広いところを後に注記します。
※記入例の下に、テキスト版をスクリプトで変換して得た、XHTML 版のタグを示します。
このプロジェクトを、青空[#「青空」に傍点]文庫[#「青空文庫」に傍線]と呼んでいます。
このプロジェクトを、<em class="underline_solid"><em class="sesame_dot">青空</em>文庫</em>と呼んでいます。
2 対象範囲が同じ場合は、注記の種類による優先順位は定めません。ただし、ルビだけは、先に付けます。
このプロジェクトを、青空文庫《あおぞらぶんこ》[#「青空文庫」の左に傍線]と呼んでいます。
このプロジェクトを、<em class="overline_solid"><ruby><rb>青空文庫</rb><rp>(</rp><rt>あおぞらぶんこ</rt><rp>)</rp></ruby></em>と呼んでいます。
ルビの付いた文字に傍線や傍点、左側に付くルビなどの注記を行う際には、ルビ記号やルビ文字まで含んだ範囲(上の例では「青空文庫《あおぞらぶんこ》」)ではなく、ルビのかかる文字(上の例では「青空文庫」、下の例では「来た」と「皆身」)のみを、対象として指定します。
東《ひがし》を差《さ》して来《き》た[#「来た」に白丸傍点][#「来た」の左に「北」の注記]小僧《こぞう》皆身《みなみ》[#「皆身」に白丸傍点][#「皆身」の左に「南」の注記]の為《ため》に…
<ruby><rb>東</rb><rp>(</rp><rt>ひがし</rt><rp>)</rp></ruby>を<ruby><rb>差</rb><rp>(</rp><rt>さ</rt><rp>)</rp></ruby>して<em class="white_circle"><ruby><rb>来</rb><rp>(</rp><rt>き</rt><rp>)</rp></ruby>た</em><span class="notes">[#「来た」の左に「北」の注記]</span><ruby><rb>小僧</rb><rp>(</rp><rt>こぞう</rt><rp>)</rp></ruby><em class="white_circle"><ruby><rb>皆身</rb><rp>(</rp><rt>みなみ</rt><rp>)</rp></ruby></em><span class="notes">[#「皆身」の左に「南」の注記]</span>の<ruby><rb>為</rb><rp>(</rp><rt>ため</rt><rp>)</rp></ruby>に…
ルビの付いた見出しを注記する際は、ルビのかかる文字のみを、対象として指定します。
清水詣《きよみずもう》で[#「清水詣で」は大見出し]
<h3 class="o-midashi"><a class="midashi_anchor" id="midashi1617"><ruby><rb>清水詣</rb><rp>(</rp><rt>きよみずもう</rt><rp>)</rp></ruby>で</a></h3>
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