【テキスト中に現れる記号について】

2001年8月14日 作成。
2011年2月28日 最終修正。

青空文庫


●青空文庫のテキストの冒頭には、作品名、著者名に続いて、以下のように【テキスト中に現れる記号について】を入れます。

武装せる市街 ←1行目に作品名を入れる。ルビはいりません。
黒島伝治   ←2行目に著者名を入れる。ルビはいりません。
       ←1行開けて、4行目から【テキスト中に現れる記号について】のブロックを入れる。
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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)塵埃《ほこり》  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)日華|蛋粉《たんぷん》  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)
(例)※[#「やまいだれ+隱」、第4水準2-81-77]  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。

 [#…]:返り点
 (例)浮雲似[#二]故丘[#一]  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。

 [#(…)]:訓点送り仮名
 (例)出雲[#(ノ)]神[#(ノ)]子  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)尻はフゴ/\していた。  ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)裏にかくれた 〔e'rotique〕 であった。 ←(例)は、本文に現れた最初のものをとる。
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://www.aozora.gr.jp/accent_separation.html
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       ←1行開けて、本文を入れる。
     一

 五六台の一輪車が追手に帆をあげた。
 そして、貧民窟を横ぎった。塵埃《ほこり》の色をした苦力《クリー》が一台に一人ずつそれを押していた。たった一本しかない一輪車の車軸は、巨大な麻袋《マアタイ》の重みを一身に引き受けて苦るしげに咽びうめいた。貧民窟の向う側は、青い瓦の支那兵営だ。
 一輪車は菱形の帆をふくらましたまゝ貧民窟から、その兵営の土煉瓦のかげへかくれて行った。帆かげは見えなくなった。だが、車軸はいつまでも遠くで呻吟《うめき》を、つゞけていた。
                 :


●基本パターンにない記号が使われている場合は、【テキスト中に現れる記号について】の末尾に補ってください。

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)身装《みなり》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)いかにも最|猛者《もさ》のように

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)[#ここから2字下げ]

*:注釈記号  ←本文中に使われている注釈記号の説明を補う。
 (底本では、直前の文字の右横に、ルビのように付く)
(例)『社会革命の理*』
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●作品中に使われていない記号の説明は、【テキスト中に現れる記号について】から省いてください。例えば、「入力者注」だけが使われている場合には、以下のように、その他の記号の説明は入れないでください。

超人鬚野博士
夢野久作

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【テキスト中に現れる記号について】

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)舶来最極上の骨灰[#「骨灰」に傍点]焼だ。
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↑入力者注の「(例)」を選ぶ際、本文中に外字が使われているときは、「(数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)」という一行を添えて、外字の説明を例示してください。
外字がないときは、この例のように「(数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)」なしで、傍点の位置の指定、その他の注記を例示してください。



●記号がいっさい使われていない作品では、【テキスト中に現れる記号について】のブロック全体を省き、1行目の作品名、2行目の著者名、3行目のあきに続けて、4行目から本文を入れてください。

砂書きの老人 ←作品名。
上村松園   ←著者名。
       ←1行開けて、4行目から本文。
 まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。
                 :


●【テキスト中に現れる記号について】の基本パターン。

以下のブロックを、コピー&ペーストして、テキストの冒頭に置いてください。
(例)を本文中から取って書き込み、使われていない記号の説明は削除してください。

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)
(例)

 [#…]:返り点
 (例)

 [#(…)]:訓点送り仮名
 (例)

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://www.aozora.gr.jp/accent_separation.html
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